三次喫煙(サードハンドスモーク)
喫煙者が自分でタバコの煙を吸うことを「一次喫煙」と呼び、
本人は喫煙しなくても身の回りのタバコの煙を吸わされてしまうことを「受動喫煙」(パッシブスモーキング)、
または「二次喫煙」(セカンドハンドスモーク)とも呼びます。
さらに、喫煙も煙もその場にはない状態だが、以前にそこで喫煙や流れてきたタバコの煙があり、
臭いや煙の成分が、壁や床、カーテン、衣類などに付着し残り、そこから揮発した臭いや成分を吸入してしまうことを、
「三次喫煙」(サードハンドスモーク)と呼びます。言ってみれば、「間接受動喫煙」といえるものです。
具体的な場面を挙げて解説すると、次のようなもののことです。
・喫煙者が吐いた息
・喫煙者の服
・喫煙者の髪の毛
・喫煙者の手指
・喫煙した部屋の壁紙やカーテン
これらには、たばこの火が消えていたとしても、有害な成分が残留することが知られています。
この残留している有害な成分を吸い込んでしまうのが、サードハンドスモークです。
とくに、床や壁に付着した有害物質が、ハイハイをする幼児の手に付着しそれをそのまま口に運ぶことの危険性が指摘されていますので、
乳児や子供、妊婦さんのいる家庭では特に注意が必要です。
歯科医院スタッフ達は三次喫煙被害を受けやすい環境で仕事しております。
「口腔外バキューム」等の設置など対策もしておりますが、スタッフの健康のために、極度の喫煙者は当日の診療をお断りさせていただきます。
また、診療前の喫煙も控えていただけたらスタッフが喜びます。

