歯科医師人生28年目、確実に増えているのが「歯ぎしり・くいしばり」。
スマホ社会になり一日に入ってくる情報量が、江戸時代の1年分・平安時代の一生分といわれています。
つまり悲しい人間の性…危険そうな情報や悲しい情報に、より注意がいってしまいます。
そしてその自分にはあまり関係のない情報からもストレスを受けているようです。
最新の研究では歯ぎしり・くいしばりは、中枢性のストレスに対する生体の防御反応としての生理的な現象で、ほとんどの人に大なり小なりみられる現象であることがあきらかになりました。
人それぞれ噛み合わせも咬む力も違います。
なので歯ぎしりや食いしばりなどのその運動パターン、その作用時間、その力や部位も異なり、どの歯にどれくらいの影響がでるかも全く違ってきます。
問題のある歯ぎしり・くいしばりを放置すると、さまざまな障害に発展する場合もあります。
一晩の歯ぎしりは、一生分のそしゃくに匹敵するくらい、歯やあごにダメージを与えることもあるとも言われており、危険なものなのです。
症状として特徴的なのは、歯の咬耗、平らな咬合面(咬むところが平らになっている)、ウィンクル(金属の線状の傷)やディンプル(咬むところのゴルフボールのような溝)、骨隆起(骨の隆起)などがあります。
歯が異常に擦り減る、歯が破折する、歯がしみる、かむと痛い、など感じているなら要注意です。
保険治療ではスプリント・ナイトガード療法が適用ですが…違和感がおおきいので受け入れてくれる人が少ないのが現状です。
なので昨年1月より導入したのが咬筋注射(ボツリヌスキトシン製剤治療)くいしばる力が弱くなり、歯にも優しいのでいい治療法です(その他、小顔にもなる効果も‼)
私をはじめスタッフも定期的にしていますよ~。(※自費治療、1回目44,000円、二回目~33,000円)