むし歯の進行と治療法

【むし歯の原因と進行】

むし歯の原因は細菌であり、プラーク(歯垢)に含まれるミュータンス菌などが主な要因です。

細菌が糖を取り込み、酸を作り出し、歯の成分を溶かします(脱灰)。

唾液は酸を中和し、再石灰化を促します。

【むし歯の進行段階と治療法】

むし歯の進行度はC0からC4までの段階で表されます。

以下にそれぞれの段階と治療法を示します。

C0(むし歯の前兆):
歯の表面からカルシウムが少し溶け始めた状態。

痛みはなく、フッ素塗布やセルフケアが適切です。

C1(初期のむし歯):

細菌によりエナメル質が溶け始めた状態。

痛みはなく、詰め物(コンポジットレジン修復)が選択されます。

C2(本格的に進行し始めたむし歯):

エナメル質より内側の象牙質に虫歯が進行。

痛みを感じ、詰め物や被せ物(メタルインレー・メタルクラウン)が必要です。

C3・C4になると治療期間と費用が高額になります‼

むし歯の進行度に応じて、適切な治療を受けることが大切です。

定期的な歯科検診で早期発見し、適切なケアを行いましょう。

2024年03月30日