受動喫煙に注意!

 喫煙は歯周炎の最大のリスク!吸ってなにもいいことがないし、周りにも迷惑をかける。加熱式タバコも最近の研究では怪しくなってきています。愛煙家には耳の痛い話ですが今回は受動喫煙について…
 タバコは吸っている本人以外にも影響を与えます(受動喫煙)。本人は吸っていなくても、家族に喫煙者がいる場合などに、歯肉に変化がみられることがあります(歯肉の繊維化、メラニン色素沈着、歯肉炎、歯周炎など)。
 換気扇や空気清浄機では、受動喫煙をなくすことはできません。目の前で吸わなくても、髪や衣服、吐く息からも有害物質が排出されます。受動喫煙の影響は強く、同じ部屋の中はもちろん、別の部屋やベランダなどで吸っても、扉の隙間から煙が入りこんでくることがわかっています。
 換気扇ではすべて吸いとることはできませんし、空気清浄でもすべての有害物質を取り除くことはできません。分煙では受動喫煙をなくすことはできないのです。
 また、吸い終わってからしばらくは、吐く息の中にも有害物質が存在することを知っておきましょう。
 昨今、公共施設、病院、学校など人が集まる場所において、分煙ではなく敷地内全体を禁煙にすることがスタンダードになりつつあります。自治体で受動喫煙防止のための条例を制定するところも増えてきています。ご自身の健康のためにはもちろんですが、大切なご家族のためにも禁煙を進めましょう。

受動喫煙の影響

 

禁煙の木

2018年08月01日