永久歯は一生使う大切な歯!


人間の身体の中では、エナメル質が最も硬い組織と言われています。

物には、硬さをはかる単位として、硬さを10段階で表した「モース硬度」と言う単位があり、10(硬い)→1(柔らかい)数字が大きくなるにつれ、硬いということになります。

人間の歯をモース硬度で表すと、「7」で、鉄(モース硬度4)よりも硬いと言うことになります。歯は、エナメル質・象牙質・歯髄で出来ていますが、一番硬いモース硬度7の部分は「エナメル質」です。ちなみに象牙質はモース硬度5~6です。とても硬いエナメル質と象牙質で歯髄を守っています。

鉄よりも硬い歯ですが、酸はとても苦手!ご飯を食べた後に歯を磨かなかったり、だらだら食べを続けているとむし歯になってしまいます。

さて、5~6歳になると、乳歯がぬけて永久歯に生え変わりはじめます。 最初の永久歯は、乳歯の奥に生えてくる第一大臼歯(六歳臼歯)。 この歯は、かむ力がもっとも強い、大切な歯です。 その後、前歯から順に生えかわり、13~14歳ごろには、すべて永久歯になります。

現在の平均寿命は男性81.3歳、女性87.3歳、この58年間の間で男性は15.93歳、女性は17.13歳伸びており、2060年には男性は84.19歳に、女性は90.93歳になるといわれています。

永久歯はその漢字からもわかるように生え変わることはありません。つまり6歳で生えてきた第一大臼歯は80年以上使わなくてはいけないのです。

一生自分の歯で食べられるように、一日3回の歯磨きと歯間ブラシと定期的な歯科医院でのメインテナンスしてくださいね!


2020年01月31日