審美歯科とは

口元をきれいにしたい・・
治療を通して感じるのですが、口の中がきれいになると皆様自信が出てくるみたいで、笑顔がどんどん素敵になっていきます。
笑顔が素敵になると自分だけでなく、周りの人も幸せにできると私は考えています。
最初受診されたときは、眉間にしわがよっていたり伏目がちだった患者さまが、
笑顔になってメインテナンスに移行される姿を見ると、歯科医師になって良かったと思います。
やっぱり笑顔が一番ですね(特に女性の方は・・・)
鏡に映る自分の顔をながめて口元が気になり、不満や悩みを持たれている方も少なくないのではないでしょうか。
内容はさまざまで、歯に関すること、歯ぐきに関すること、その形や大きさや色のことなど多くのことがらが含まれます。
それら個々の悩みを解決しようとする場合、それぞれに応じた最適な処置が必要になります。
いろいろな治療法の中から、患者さまに応じて最良の方法を一緒に決めていきますので、お気軽に相談してください。

ジルコニアセラミックス

ジルコニア セラミックスは、デンツプライ三金が2005年に国内で初めて厚生労働省の許認可を取得した歯科治療素材です。
主原料である酸化ジルコニアはその驚くべき強度が注目され、産業界ではスペースシャトルの耐熱タイルやF1のブレーキシステムの部品に採用されてきました。
また、人体に対する安全性(生体親和性)もこの素材の特長で、整形外科の分野では人工関節の材料として活用されています。
メタル素材を使った歯科治療と比較すると、「金属アレルギーのリスクがない」「天然の歯に近い美しさ」以外に、表面が滑らかで汚れにくく細菌の付着が少ない点も大きなメリットといえるでしょう。

【ジルコニアセラミックスの特徴】

  • 歯が明るく見える:一般的な金属の土台と異なり、ジルコニアは白く透過性があるため、見た目が美しく、自然な歯を創りだせます。
  • とにかく丈夫:近年、金属アレルギーなどの心配がないセラミックを使用した歯科治療が注目されています。ジルコニアはそんなセラミックの中でも、群を抜いて頑丈であり、お口の中の様々な状況にも耐えられる硬さを持っています。
  • 金属アレルギーが起こらない:ジルコニアは金属イオンの溶出が起こらない材質のためアレルギーが起こりません。そのため、人工関節としても使われるほど、人間の体に優しい材料です。
  • 自然な噛みごこち自然な噛みごこちの理由は、軽さ。歯科の一般治療で使われる「金」の含有量が多い金属に比べ、重量が約3分の1と軽量です。ブリッジをお口の中に入れたとしてても、違和感がなく 自然な噛む力を回復してくれます

【ジルコニアセラミックス症例】

【外傷歯に対してのジルコニアセラミックス症例】

外傷による前歯の破折に対して、ジルコニアセラミックスにて治療しました。
ジルコニアは歯肉にも優しいので、自然な感じに仕上がります。

【矯正専門医による矯正治療→ジルコニア+ラミネートべニア症例】

「前歯が気になる」とのことで受診されました。
・かみ合わせが深い
・右上中切歯の神経が死んでいる
・両側側切歯が小さい
とかみ合わせにも問題があったため、矯正専門医を紹介。
矯正治療後に、両側側切歯にラミネートべニア、右上中切歯にジルコニアセラミックにて審美補綴治療を行いました。



自費コンポジットレジン治療

「前歯が欠けてしまった」
「前歯の間にすき間がある」
「治療した詰め物がまた、むし歯になっている」
「以前治療した詰め物が変色している」

など、口元に悩みをお持ちの方は意外と多いです。
ところが、保険診療内で使われる白い詰め物での治療だと数年で変色してきたり、
再びむし歯になってくることが非常に多いです。
多くの方が、何とかもう少し質の良い治療ができなものかと思いながらも、納得のいく治療が見当たらないまま妥協されているのが現状です。

前歯に白い詰め物を使った自費治療、ダイレクトボンディングシステムをご存じですか?
これは自費用コンポジットレジンという高性能の合成樹脂(プラスチック)を用い、直接お口の中で歯の形を作って修復していく治療方法です。

これは自費治療になりますが、コンポジットレジンのクオリティや、
接着強度が向上したこともあって、従来のような変色や繰り返しむし歯になることが、少なくなり、天然の歯に近い自然な仕上がりになるので、歯科医師としても自信を持っておすすめできる治療法です。

ただ直接、お口のなかで修復していきますので、治療適応範囲には限界があります。

コンポジットレジンとは?

ダイレクトボンディングに使われる「コンポジットレジン(白い詰め物)」は、
歯科専用の白い合成樹脂で、それ自体は保険治療でも長く利用されてきた安全で歴史のあるものです。
粘度性の材料に特殊な光をあてることで硬化させて使用します。
従来のものは劣化するのが2~3年と早く、変色や経年変化によってすき間から細菌が侵入し、再びむし歯になってしまうなどの問題点も多く、保険治療の安価な材料という認識でした。
それが近年の各歯科材料メーカーの研究によりクオリティがアップし、より粒子の細かなものが開発され、強度にも問題なく、審美的な面でもより自然な仕上がりができるようになりました。

コンポジットレジンの利点

・天然の歯の色に近いので自然な仕上がりに
・歯を削る量が最小限ですむ
・削った部分に直接詰めるため、型取りがなく治療が早い(当日)
・金属を使用しないので、金属アレルギーや歯ぐきの変色の心配がない

自費コンポジットレジン治療症例

上顎中切歯間のすき間が気になり受診されました。
矯正治療をすすめましたが、費用と期間の問題で、自費コンポジットレジン治療を希望されました。
歯はまったく削っていないので、とても歯に優しい治療法です。