インプラント治療とは

インプラント治療とは…

伊藤隆利のもとで、口腔外科・歯周病・インプラント治療の知識&技術をみっちり指導していただき20年…
マスコミなどでたたかれることもありますが、
スタッフ・患者様と一緒に頑張って治療すれば、本当にいい治療法だと思います。
だって、失われた機能が100%とはいえませんが回復するのですから。

当院では、開業以来317症例、617本(2018年3月末まで)のインプラント治療を行っていますが、
インプラント治療によって、患者様の機能回復、QOLの向上、笑顔がみれるので、歯科医師として幸せです。

では、インプラント治療について…

インプラントは、むし歯や歯周病で抜けた歯にかわって咬み心地や見た目を回復するための治療法です。大昔のローマ時代にもインプラントは使われていました。
現在使われているインプラントは、50年くらい前につくられ、改良を重ねて非常に性能が良くなり、世界中で使われるようになりました。
インプラントは自分の歯のように使い心地がよいために、「乳歯」「永久歯」に続く「第三の歯」や「第二の永久歯」と呼ばれることもあります。
歯がなくなってできなくなったり、あきらめていたことが、インプラントによってもとどおりできるようになり、生活に豊かさが戻ってきます。

インプラントでは次のようなことが可能になります。

  • 入れ歯では味わえない歯ごたえのあるものが食べられて、おいしくバラエティーのある食事が楽しめます。
  • 左右でバランス良く咬めるので、残っている歯で無理に噛むことが無くなり、自分の歯も長持ちします。
  • 入れ歯のように取り外しをする面倒がなく、気軽に外出や旅行が楽しめます。
  • 発音が安定するので会話が楽しめます。
  • 見映えのする口元がもどって、気持ちよく笑顔をつくれます。
  • しっかり噛むことにより、かたよりのない栄養バランスのとれた食事がとれて健康に貢献します。


このように暮らしそのものがインプラントによって快適になり、あらたな人生を送ることも夢ではありません。

歯を失ったままにしていると…

  • 歯がない部分の隣の歯が倒れてくる。
  • 失った歯と噛んでいた歯がのびてくる。
  • 歯並びが悪くなってくる。
  • 歯のない部分の隣の歯に汚れがつきやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが増える。
  • 歯が抜けた部分の骨や歯茎が痩せて、歯を補う治療を行うのがどんどん難しくなる。
  • 発音がしにくくなる。
  • 他の歯の負担が増え、歯の破折や歯周病悪化のリスクがある。




 

歯をうしなった時の治療法

【ブリッジによる治療】

 

メリット


・固定式なのであまり違和感が少ない。
・比較的短期間で治療が終わる
・保険適応内であれば治療費が比較的安価

デメリット


・ブリッジを支えるために両隣の健康な歯を削らなければならない。
・支えになる歯には大きな負担がかかり、将来的にその歯を失う原因になる場合がある。
・ブリッジの橋の部分と歯肉との間に食べ物のカスがつまり、口の中が不衛生になりやすい。
・空気がもれて発音が困難になることがある。
・あごの骨がやせて、歯並びが悪くなることがある。

 

【入れ歯による治療】

 

メリット


・ブリッジでは対処できないような大きな欠損にも対応できる。
・治療が比較的簡単で、保険治療の入れ歯なら治療費も安い。

デメリット


・噛む力は天然歯の1/6~1/3程度。
・取り外して手入れをするのが大変。
・食べ物が挟まって口の中が不衛生になりやすい。
・違和感が大きい。
・バネで支えている歯への負担が大きい。
・見た目(審美性)がよくない場合がある。
・発音がうまくできない場合がある。
・あごの骨がやせてくる。

 

【インプラント治


メリット


・天然の歯と同じような感覚で噛むことができる。
・義歯のように取り外さなくてもいい。
・高い審美性。
・周りの歯を傷つけない。
・インプラントがあごの骨に力を加えるので、あごの骨がやせるのを防ぐことができる。

デメリット


・治療期間が長め
・歯を抜くのと同じ程度の手術が必要(外科的リスク)。
・保険の入れ歯やブリッジに比べて治療費が高い(自費の入れ歯やブリッジと比較するとそうでもない)。
・健康状態により治療が行えない場合がある。

インプラント治療の流れ

1.診査インプラントに必要な検査(模型診断・レントゲン・CT・歯周病の検査等)を行い、インプラントが可能はどうか診断します。その後治療計画を立てます。

2.フィクスチャー埋入手術局所麻酔後、歯の根に相当する部分(フィクスチャー)を顎の骨に植立します。手術時間は本数にも異なりますが20分~60分程度です。また不安な方には、笑気吸入鎮静法・静脈内鎮静法を行うことでリラックスした状態で手術をすることもできますので、ご相談ください。

3.治療期間骨とインプラントがしっかり結合されるまで1~6ヶ月かかります。期間は骨の質になどにより個人差があります。この間に必要に応じて仮歯を入れることもあります。

4.上部構造の装着インプラントの上部構造(人工の歯)の型をとります。後日(7日~10日後)、来院して頂き、人工の歯を装着して完成です。

インプラント治療の満足度(日本口腔インプラント学会調べ)


インプラント治療症例

【1歯欠損症例】

※1歯欠損:インプラント治療の利点は、となりの歯を削らないこと

【2歯欠損症例】

※2歯欠損症例:インプラント治療により、部分入れ歯のない食生活がおくれます。

【2歯欠損症例】

※2歯欠損症例:この患者様も、部分入れ歯をいれずにすみました。

【多数歯欠損症例】

※多数歯欠損症例:下顎の両側の奥歯がありません、そのために上の前歯にトラブルが…下顎両側と上顎前歯にインプラント治療を行うことで、機能回復しよく噛めるようになりました。

【多数歯欠損症例】

多数歯欠損症例:趣味が登山の患者様、山小屋で入れ歯を洗うのが大変だとインプラント治療を決心。快適に登山に行けるようになったそうです。

【多数歯欠損症例、義歯使用】

※多数歯欠損症例、義歯使用:下顎に歯が多く残り、上顎は右側に歯がないのでバランスが悪く入れ歯が不安定。右側にインプラントを2本植立し義歯にアタッチメントをつけることで義歯を安定させました。